ターンオーバーについてもう一度紹介したいと思います。
表皮「基底層から〜角質層まで」の間でおこなわれる細胞の誕生から終焉までの
物語です。
新しい細胞が次々と生まれるのは基底層にある細胞です。おおむね14日に一度細胞分裂して2個にになります。分裂して2つになった細胞のうちの1つはそのまま基底層にとどまり、またおよそ14日たったら分裂します。もう1つは、基底層の上にある有棘層へ移動していきます。
有棘層に移動した細胞は、ケラチン(たんぱく質の一種)をつくりながらさらに上へと移動していきます。そしてこの細胞は「ケラトヒアリン顆粒」という顆粒をつくり顆粒層へ移動していきます。この顆粒は、角質層にある細胞間脂質の原料になります。
そしてこの細胞は角質層で働くのに必要な成分のみを残して角質層へ移動します。ここまで
おおよそ14日間かかります。
角質層に移動した細胞は抵抗力の強いケラチンで満たされた角質細胞に成熟しながら、皮膚の表面に
おおよそ7日間かけて上あがっていきます。皮膚表面に到達した角質細胞はお肌をまもる最前線でおおよそ
7日の間、下の皮膚組織を守るために働きます。さまざまな刺激(紫外線、ほこり、化学物質、摩擦など)に絶えますが、7日もすると十分に働けない状態になります。そうなると自ら垢となって、剥がれ落ちていきます。
つまり、1つの角質細胞が終焉をむかえ剥がれ落ちると、基底層で細胞が1回分裂し、ひとつの新しい細胞が生まれているのです。
これが
ターンオーバーです。
このサイクルが正しく行われていれば、肌の厚さは常に平常に保たれますので、肌の防御機能を充分に発揮し、美しいお肌の状態でいられるのです。