私たちの体全体を包み込み、外界のさまざまな刺激から守ってくれるお肌は、たえず中から新しい細胞が生まれて、再生を続けています。そのお肌のしくみをみていきましょう。
皮膚は「表皮」と「真皮」と呼ばれる二層からできており、さらに「皮脂膜」に覆われています。
皮脂膜:
「天然のクリーム」といわれ、肌の潤いをまもり、刺激や異物から守る重要な役割を果たしています。
ここでいきなり、チェック!チェック!で〜す。
「
皮脂膜」とか「垢」とか聞くと「=不要なもの」と思っていませんか?
垢を含む皮脂膜を汚れた不要なもと思い込み、洗浄力の強すぎる合成界面活性剤入りの洗顔料でごしごし洗顔するスキンケアをしていませんか?
肌を守るバリアーを自分で捨ててしまっていませんか?
表皮:
表皮はさらに細かく働きの違う層があり4つの名前で区別されています。
一番下の「基底層」で新しい表皮細胞が生まれます。誕生してからおよそ28日間で成長して、表皮の一番外側「
角質層」にまであがってきます。細胞の間はセラミド(角質細胞間脂質)とNMF(天然保湿因子)で満たされていいます。それから約14日で垢として剥がれ落ちていきます。これがよく聞くところの「肌のターンオーバー」です。ターンオーバーの一番の目的は、常に成熟した強い角質細胞を一番表面に送り、あらゆる刺激から肌の組織を守ることです。
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| ただし、年をとってくるとこのサイクルもどんどん日数がかかるようになってきます。また、角質層も乱れ、層が厚くなってきてきます。そして、メラニン色素も皮膚に残り易くなり、これがしみやくすみの原因のひとつとなります。 |
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そして、これまたよく聞くところの「ターンオーバーの遅れ」のお話です。
コレだけを読むとぶ厚くなった角質を何が何でも取り除きたくなってしまうでしょう?
あなたは「角質除去」「ピーリング」「しっかり洗顔」などを連想しているはずです。
ここにとんでもない肌トラブルの原因が潜んでいます。
詳しくは下の関連記事を読んでくださいね。
真皮:
「真皮層」は、線維や毛細血管、リンパ管などがつまっており、これらが表皮層をささえて酸素や栄養素を送り込んだり、老廃物を運び去っています。主な成分としてコラーゲンとエラスチン、これらのあいだをヒアルロン酸などのゼリー状のものが埋めています。美容上のお肌の弾力やハリといわれるものは、このコラーゲンやエラスチンによって大きく左右されます。
【皮膚組織の名称と働き】
| 皮脂膜 |
毛穴からでる汗と皮脂とそして垢(角質層での役目を終えた細胞)でできています |
| 表皮 |
角質層 |
死んだ細胞の層であるが、肌をまもる最前線で美肌の要です! |
| 顆粒層 |
角質層の細胞間脂質をつくる準備などをする |
| 有棘層 |
アレルゲンなど、外部から進入する異物を取り込み、体を守る働きをする |
| 基底細胞層 |
表皮の角化細胞が生まれるところ。肌の色を決め、シミの元になるメラニンをつくるメラノサイトがある部分 |
| 真皮 |
コラーゲン |
肌のハリを保つ膠原線維の主成分。白いひも状のたんぱく質です |
| エラスチン |
肌の弾力を保つ弾力線維の主成分となっています |
| ヒアルロン酸 |
ゼリー状の物質で水分を多く含み、水分保持の役割をになう主成分です |
肌のしくみ〜まとめ
皮膚は「表皮」と「真皮」と呼ばれる二層からできており、さらに「皮脂膜」に覆われている。特に皮脂膜、角質層は下の皮膚組織を第一線で守る大事な役割をしている。よって必要以上に洗顔を繰り返して皮脂を取ってしまう、また、ゴシゴシ洗顔で角質層を傷つけるとお肌のバリア機能が働かなくなり、乾燥や肌トラブルの原因になります。